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積立NISAありきで投資をするのが危険な理由

2022.06.10

積立NISAありきで投資をするのが危険な理由

積立NISAをはじめたい、そういってご相談に来られるお客様が多くいらっしゃいます。

積立NISAは最近注目されていますし、SNSやWEBなどでもしたほうがいいという投稿をよくみかけます。

でも本当にそうでしょうか?

積立NISAのメリットはよく語られていますが、デメリットはあまり知られていないように思います。

 

積立NISA最大のデメリット

積立NISA デメリット 投資先 制限 銘柄

積立NISAの最大のデメリットは投資先を制限されていることです。

積立NISAで投資できる銘柄は現時点で213銘柄です。(2022年4月26日時点金融庁発表)

それと比較してNISA対象銘柄は国内上場株式、上場ETF、REIT、投資信託など投資先は20,000銘柄あります。

その銘柄の中から各証券がさらに選定して販売しています。
(参考https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/target/index.html)

例えば、楽天証券で積立NISA銘柄は181銘柄しかありません(2022年4月8日時点)
(参考https://www.rakuten-sec.co.jp/nisa/tsumitate/products.html)

国内最大手の野村証券では7銘柄しかありません。

いかに積立NISAの投資先が制限されているかご理解いただけましたでしょうか。

 

なんのための投資?

投資 目的 資産運用 運用期間 利回り リスク リターン バランス

ここで投資を始めたい皆さんに問いたいことがあります。

「そもそもなんのために投資をするのか」

当社でお客様から投資のご意向があった場合、まずは資産運用の目的を確認します。

目的とは、例えばこれからの学費や老後資金や自宅購入の頭金の準備などです。

その目的に合わせてゴールを明確に決めます。

そのゴールにあわせて、どのくらいの金額でどのくらいの期間運用すればいいのか、どのくらいの利回りが必要か、などの視点から具体的な商品を選びます。

さらにその商品の今までのリスクリターンやリスクに対してのリターンのバランスなどを鑑みながら最終的に銘柄を選定します。

そしてはじめて、その選定した銘柄が税制優遇制度のある積立NISAの対象であるかを確認します。

 

ところが投資家の多くの方はこの逆の方法で投資先を選んでいるように思います。

ゴールの確認をせずにまず優遇税制制度がある商品から決めようと、つまり積立NISAの対象銘柄から投資先を選ぼうとしているのです。

ですが、その方法では、本当に目的にあっている商品を選べません。

 

積立NISAなら安心?

積立NISA インデックス投信 市場 値動き 連動 投資手法 日経平均株価

積立NISAは損しないと思われている方も多いようですが、そんなことはありません。

損しないと思われている理由の一つに、積立NISAの対象となる銘柄の多くがインデックス投信だからということが挙げられます。

インデックス投信なら安心と思われている方も多いようですが、連動する指数が、安定的に株価が上がる視点では決められていないという事をご存知でしたか?

そもそもインデックスとは、市場の値動きに連動するような値動きを目指す投資手法です。

例えば代表的なインデックスの中に日経平均株価というものがあります。日経平均株価は日本に上場する企業225社の株価に連動しています。

その採用銘柄は日本経済新聞社が決めています。

選定基準は「長期間にわたる継続性の維持と産業構造変化の的確な反映という2つの側面を満たしながら、市場流動性の高い銘柄で構成する指数とします。」となっています。

株価が上昇するという選定基準ではないことがここからも読み取れます。

インデックス投信が好まれるのは日本人特有の心理状態も影響しているかもしれません。

自分だけ違うのを買っていたらだまされているようで不安。みんなと同じだったら安心できる、そういった心理がそうさせているように感じます。

 

きちんと投資先を理解しよう

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積立NISAの銘柄を決めているのは金融庁です。

金融庁がなにをもって積立NISAの商品をえらんでいるかご存知ですか?

金融庁が決め手としているポイントは、
① 法外な手数料をとっていないか
② 情報をきちんと開示しているか
③ 過去の運用実績が安定しているか

ということです。健全な運営をしていることは大事かもしれませんが、過去の運用実績が安定しているからといって将来の運用実績が保障されていることにはなりません。

市場の値動きに連動していても、過去の運用実績が安定していても、それらはこれから安定的に株価が上がる視点にはなりません。

本当に選ぶべき投資先は、将来安定して運用実績がみこめる銘柄です。

投資をする上でとても大事なことは、自分が投資しようとする投資先を理解することです。

これから上がるのか、上がらないのか。下がるとしたらどのようなことが想定されるのか。

その銘柄のポジティブとなること、ネガティブとなることを自身で理解できていることが大切です。

そして、忘れてはならないことは、投資は目的を達成するための一つの手段だということです。

 

投資の目的から考えましょう

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これから投資を始めたいと考えられている方は、何のために投資を始めたいのか、まず目的の確認から行いましょう。

そして自身の目的に必要な金額を理解してはじめて、それに沿った運用期間や利回りなど適した商品を選ぶことができます。

もうすでに投資をされている方は、自身の運用の目的を再度確認してみてください。

積立NISAありきで投資をするのは危険です。損したときに後悔します。

今回は積立NISAに絞ってお話しましたが、iDeCo(個人型確定拠出年金)も同じように、投資先が制限されていますので、同じように注意していただきたいと思っています。

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