独身女性の老後資産形成への不安を安心に変えるお金のサポートサービス
2023.11.09
独身女性や、離婚経験がある女性の方から、老後の資産形成に不安がある、というご相談をお受けすることが多くなりました。
将来に対しての危機感は持っているけれど、老後の生活は想像がつかない、何からすればいいのかわからない、というお悩みを抱えていらっしゃる方が多いようです。
例えば、離婚経験のある50代の女性がご相談に来られた場合、老後の生活がはじまるまであと10年くらいです。その間に、老後生活に必要なお金を準備できるのでしょうか。
まず女性の受取年金額を確認してみます。
厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業報」の統計表一覧から、令和3年度末における厚生年金保険の老齢給付受給権者の年金月額階級別階級受給分布をみると、(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040045280&fileKind=2)女性で一番多い年金受給月額は7~8万円です。結婚や出産により、専業主婦期がある女性は、どうしても受取年金額が少なくなってしまいがちです。
仮にこの女性の受取年金月額が8万円だった場合、それまでの生活費が月20万円だったと仮定すると、毎月12万円足りません。
慌てて月5万円貯金したとして、貯蓄額は一年間で60万円、10年間で600万円です。
600万円を毎月の不足額12万円で割ると、
600万円÷12万円=50か月 50か月=4.1年分。
10年間で600万円貯めることができたとしても、毎月の生活費が12万円足りない場合、
4年分にしかならない計算になります。
月に5万円貯金できるということは、月に5万円使えるお金があるということです。
将来のことを本気で考えていないと、目の前にあるお金を使ってしまいがちです。
今使っている生活費を下げて貯金や運用にまわしてください、と言う提案をするのは簡単ですが、それを実際に実行に移すのはお客様です。
提案後に本当に実行できているかはこちらではわかりません。
もちろん、それまでの貯金がゼロだという人ばかりではないと思います。
しかし、貯めていたとしても、老後に足りる金額でないケースは実際に多くあります。
将来のお金の準備が足りないことへの気付きが遅くなってしまった場合、それから準備しようと思っても方法は限られてしまいます。
自分の将来お金が足りるか不安に思っている方はたくさんいるけれど、どの程度のものなのかはわからないものです。
見える化するためにはライフプランをします。ライフプランをすることで、この先のお金の収支が、数値化、グラフ化されることで目に見えてわかります。
早めに将来のお金が足りないことに気付き、対策することができれば、その分お金を貯めれる期間も運用できる期間も長くなります。
それから更に重要なことは、ライフプランニング後にお客様自身が、本当にプランニング通りにお金を貯金、運用できているかということです。
お金を使う癖を自分で治すことはなかなか難しいものです。
一度プランニングをして終わりではなく、その後の進捗状況も一緒に確認させていただきたいので、ライフプランをされたお客様には、担当FPがその後も随時相談に応じる顧問サービスの利用をおすすめしています。一年に2回の面談も行い、しっかりサポートしていきます。
そうすることでプランの再現性も高くなりますし、年々変わっていくライフプランにも対応していくことができます。
実際に顧問サービスを利用されているお客様からは、
年に2回の面談があることで、計画通りにお金を貯められているか確認することができる良い機会になっている。
やはり時間が経つと気持ちも緩みがちなので、面談があることで気が引き締まる。
年々変わっていくライフプランを毎年見直していただけるのでありがたい。
というお声をいただいています。
今回は50代の女性がご相談に来られた場合を仮定してお話ししましたが、将来への準備期間が短いほど十分な準備が難しくなってしまうので、なるべく早い段階でライフプランを行い、将来への準備をはじめることができるとよいことがわかりました。
しかし、プラン後、その時の気づきを忘れずに維持し、準備を怠らないことが何よりも重要です。
自身でちゃんと管理をすることができればいいのですが、そうでない場合は、顧問サービスを利用し、将来に必要なお金を必要な時までに準備できるようにしていってほしいと思っています。